食道がん:食道がんのデータ
食道がんは、年齢や地域差が非常に強く出るがんです。ほかのがんでは世界的に見て、人種や環境によってもかわりますが、特に食道癌は強くわかれます。
というのも、日本国内での食道がんの分布を見ても差がでていることがわかります。日本でも、奈良や和歌山、東北地方、長野県に多いというデータが出ています。このように食道がんの発生の地域差が生まれる背景には日本では地方独特の食文化を形成しているためといわれています。たとえば、奈良であれば、昔から茶粥など非常に高温のまま食べることによって食道が傷つき、がん化しやすい食文化であったり、長野などではわらびなどの山菜が原因だとも言われています。もちろん、食道がんを含め多くのがんの発生原因は複雑でこれらとほかの原因とが結びついている可能性もあり、一概にはいえません。
食道がんの原因として考えられることは酒やアルコールもあります。アルコール摂取が多い人ほど食道がんになりやすいとされていますのでこれも理由として考えられることです。
では、世界的にみるとどのようになっているかというと、食道がんは世界的にはカスピ海から中央アジアを横断し、中国の北部までの地域に多いとされています。偶然にもここはまっすぐと線でつなぐことができ、食道がんベルトと呼ばれています。食道がんベルトで癌が多いのは、果物やビタミンの摂取が少なく、ビタミンAやその他の栄養素の欠乏しているためだといわれています。ほかにも南アフリカや中南米も食道がんが多い地域だといわれています。